ヒント | イスタンブールの旅行のクチコミ
- 投稿者:Yuko Watanabe
- 2012-03-28 02:11
機内食工場見学
この期に及んで、高校生以来の社会科見学を体験!?
今回私達が利用して来たトルコ航空の機内食を開発し、
欧州フードビジネス界で高い評価を得る、
DO&CO(ドコ)社を訪問し、
その現場を取材させていただくことに!
イスタンブール空港からほど近い距離にあるオフィスは、
窓から機体の離発着の瞬間が眺められる。
壁や仕切りなど遮る物がない、開放的でスタイリッシュな設計。
社内で隠し事は一切ない、堂々と、という意味を込めてだそう。
イスタンブールでの乗り継ぎ客の急増に対応し、
刷新と同時に拡大して、
昨年リニューアルオープンしたばかりの、
トルコ航空の空港ラウンジを再現した空間。
世界最大級の広さを誇るラウンジには、
図書室、礼拝堂、遊戯室、シャワールーム、
ビジネスセンター、バーカウンターなどを完備。
ビジネスクラス、
スターアライアンス・ゴールドカードメンバーなどが利用できる。
さて、白衣に着替えて、いざ工場へ潜入!
調理場、冷蔵庫、輩出所など、
奥の奥までお披露目してくれる工場はほかにないのでは?
安全かつ安心な現場がゆえ、
自信を持って私達に紹介してくれるのだろう。
ベルトコンベアーが装備されつつも、
材料を洗う、切る、焼く、揚げる、盛り付ける、梱包する・・・
と言った一連の流れは全て手作業。
トルコ航空が新たに設定した、“コンフォートクラス”では、
エコノミークラスの上級版ではなく、
独自に開発した専用の機内食がサービスされる。
定番のソフトドリンク、アルコール類に加えて、
スムージーなど豊富なメニューを用意。
行きの便で軽食として出された、
サンドイッチとパンナコッタのBOXを発見!
おにぎりやケーキなども用意。
これが英国の調査機関『スカイトラックス』による、
2010年度の『ベストケータリング賞』を獲得した機内食!
完成した機内食はカートに詰められ、
それぞれの発着所へ運ばれる。
実は、このDO&CO社はトルコ航空だけでなく、
オーストラリア航空、エミレーツ、キャセパシフィックなどにも、
幅広く機内食を提供している。
オフィスに戻って、
噂の“フライングシェフ”による、
ビジネスクラスの機内食フルコースを体験。
世界三大料理の一つであるトルコ料理をベースに、
ビジネスクラスでは、
7種のオードブル、3種のメインディッシュ、
チーズプレートやフルーツと6種のデザートがフライングシェフによってサーブされる。
成田・関空とイスタンブールを結ぶ路線では、
2回の機内食が提供される他、軽食も用意されているから、
とにかく量が多く、至れり尽くせり。
デザートはDEMELのプチケーキ。
そもそも機内食というものへの期待値が低い中で、
これほどのボリュームで、
レストランで提供される同等レベルのものを味わえるなんて、
これまでの「機内食=マズい」というイメージが覆されたよう。
舞台裏を知ってこそ、
美味しいと思える、
奇跡の機内食、ここにアリ!
騙されたと思ってぜひ一度味わってみて。
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